派遣村が何か怪しい

 最近よく聞く言葉。大変だよなって思う。派遣って聞くとあの時のことを思い出す。

 2008夏大阪ワンダコンの昼公演後、夜公演が始まるまで、正面の公園にいた時に聞いた聞き耳。

 ヲタA(おそらく関東在住)「あれ?、○○さん、大阪まで来るの珍しいっすね?」
 ヲタB(以前は関東在住)「いやね、最近派遣先が変わって、姫路に住んでんですよ。」

 俺(派遣って収入厳しいのにそんなに現場に行くとは凄いなあ…)

 それはおいといて派遣村ですよ。

 ※以下ハロプロ話はまったくありません。なおここから先は個人の勝手な憶測や思い違いが含まれている可能性があります。そのために気分を害される方がいらっしゃるかもしれません。大変申し訳ございませんがあらかじめご了承ください。







 なんか怪しく感じません?勝手に集まっておいて収拾がつかなくなると行政に支援を求めるのは仕方がない部分かも知れないけど、講堂を貸した厚生労働省に感謝の言葉もなく、激しく団体の主張を訴えるとか。
 そこにそれを利用して与党批判したい政治家が飯の種を見つけたかのように群がってきたりとか。そんで、デモ行進したり。
 そんな暇あったら仕事探せよって思うんだけど。政府や自治体、民間企業でも様々な支援策をやってると思うんだけど。もちろんそれに引っかからない人もいるから、一概には言えないんだけどね。

 俺の高校時代の親友が派遣をやってるんだが、数年前契約が満了し地元に帰ってきたんだ。当時はまだそんなに不況じゃなかったから地元でも収入を考えなければ仕事はあったんだな。
 その時にこう言ったんだ。「この年で派遣も辛いだろ。地元に戻ってこいよ。実家なら最初は収入が少しぐらい少なくても何とかなるだろ。」って。
 彼は「まあそれはそうかもしれんけど…」と答えただけだった。
 まあ彼は(正社員で数年勤務して収入がそこそこあるお前らには俺の気持ちなんて…)と思ってたのかもしれない。
 彼は数日後新しい派遣先が決まったといって旅立っていった。やっぱり田舎にいるよりも派遣が収入がいいし、ひょっとしたら正社員にもなれるからって言ってた。
 今のところ解雇されたとは聞いていないから大丈夫だとは思うんだけど。

 解雇されて家がなくなった人たちは実家に帰ったんだろうか?
 恥を忍んでも帰る実家があれば、一応飢え死にまではしないんだから、そこから再起を図ることもひょっとしたら出来るのかもしれないよな。

 と言うわけで少し探してみた。
 「派遣 解雇 支援」でググってみた。
 
 大阪府、市が解雇の派遣社員らに住宅支援
 いすゞ自動車:派遣社員解雇 藤沢市が支援対策 相談会で就職あっせん 
 解雇派遣社員の住居確保支援へ 高知県内職安でも相談始まる
 県:県営住宅入居、受け付け開始 解雇労働者支援 /千葉
 
 まあ住宅関連のページばかりヒットしたのはちょっと予想外だったけど、ググった最初のページでこれだけの記事があるんだから、ハロワに行けばまだ情報はあると思うんだけど。少なくともあの派遣村にいる人たちが、なんだかの支援策にまったく係らないとは思えないんだけど。


 あとこれは単純な疑問なんだけど、派遣会社は企業の依頼を受けて派遣会社の社員(いわゆる派遣従業員)を派遣していると思うんだけど、依頼事業者の仕事が減ったら当然必要なくなるんだから、別の依頼者のところに再び派遣すればいいのであって、依頼事業者が断ったから(派遣会社を)解雇って、なんかおかしくないか?
 もちろん別の依頼者がないから、どこにも派遣できない状況になってると思うんだけど、だからといって安易に解雇するのって、派遣会社は短絡過ぎない?派遣会社として(派遣)社員に何か出来ることはなかったのか?
 なにが言いたいかと言うと、解雇したのは派遣先企業じゃなくて派遣会社だろってこと。派遣先企業は契約を切っただけであって、派遣会社社員の解雇とは別の次元の話のように感じるんだけど。次のところがないから「はいサヨウナラ」って、それ酷くないか?
 派遣先企業ばかりに非難がいって、派遣会社は叩かれないの?
 叩かれるのならどっちもだろ。

 ハロプロ話しないのもどうかと思うけど、素朴な疑問を感じたので。